ZOOMで会議するくらいなのに、高画質、高音質のウェブカメラはいらないでしょう?そう考えている方も多くいらっしゃいますが、実は必要なんです。相手に不快な思いをさせないという配慮があるからこそ、高画質、高音質でZOOMなどのウェブ会議に臨む必要があります。
ここでは何を選べば良いかわからない方へ、ZOOMでウェブカメラを利用する場合の考え方、選び方について説明します。
ZOOMで会議をしたいけどウェブカメラは必須か
ZOOMなどでウェブ会議をするのであればウェブカメラは必須です。
ZOOMの目的はウェブ会議の他さまざまな用途で利用されていますが、どのようなシチュエーションでも映像と音声を届ける必要があります。
そのためには、iPhoneなどのスマートフォンよりもスムーズにいろいろな操作が可能で、良い映像や音声を届けられるウェブカメラが良いでしょう。
映像があるのはスタンダード
ZOOMをはじめ、近年ではウェブ会議などで映像を同時に送るのは当たり前の時代になっています。
なぜなら、視覚情報は人間が認識する情報の7割を占めるとも言われており、とくに相手の顔を見ながらのコミュニケーションは重要だと言われているからです。
ウェブ会議はスマートフォンでもできるがパソコンでやるのがオススメ
iPhoneをはじめとするスマートフォンでもZOOMなどのウェブ会議への参加は可能ですが、可能であればパソコンを使用した方が良いでしょう。
その理由はふたつあり、ひとつがスマートフォンなどではインカムを使用するので画質が悪いということ、もうひとつがファイルなどの転送時に映像を切って操作をしなければならないことです。
ファイルを操作するときに手元でいろいろと触らないといけないため、回線をつないだり切ったりと手間も掛かりますし、相手が待っている感があるので焦ってしまいます。
よって、ZOOMなどをやるならパソコンを利用しましょう。
マイク付きウェブカメラがオススメ
いざ、パソコンでウェブ会議をしようとしたときに「そういえばノートパソコンにはカメラがついていたな」と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
最近のノートパソコンにはカメラが付いているものが多いのですが、マイクが付いているものが少ないのはご存じでしょうか?
せっかくあるのに使えないのはもったいないと考える方も多いでしょうが、ウェブ会議などを行う場合はマイク付きのウェブカメラを購入することをオススメします。
ウェブカメラにはマイク付きのものが多数ありますが、高画質、高音質、持ち運びに便利な機種を選ぶとさまざまなシチュエーションで利用できます。
こういった理由で、マイク付きのウェブカメラはオススメです。
ウェブカメラはZOOMで必須
ZOOMなどのウェブ会議ではウェブカメラは必須です。
なぜなら、ウェブ会議に適した音声や画質を相手に不快な思いをさせずに届けることができるからです。
では、具体的な理由を見てみましょう。
視覚情報は7割以上を占める
人間が外部から感じ取る情報の7割は視覚から入ると言われています。
ラジオからテレビへ移行した理由や携帯電話にカメラが付いた理由を考えると良いと思いますが、やはり、映像があることで音声にはない多くの情報を伝えられるということで採用されています。
これはZOOMなどのウェブ会議でも同じで、相手に視覚情報を与えることでよりコミュニケーションをスムーズにできます。
相手の顔を見ながら話をすることで会議をスムーズに
小さい頃に「人と話すときは相手の顔を見なさい」と言われたことがありませんか?
実は、相手に対して信頼感を与えると共に、あなたが重要な情報を受け取っているのです。
その情報とは、相手の表情に隠された相手の心です。
相手の表情を無意識のうちに認識していますので、たとえば、商談などでは今推すべきか、引いておくべきかという判断もできます。
このように相手の顔を見ながら話すということはスムーズなウェブ会議や商談をするために必要なことです。
オンライン飲み会でも
昨今ではオンライン上で飲み交わす、オンライン飲み会も流行っています。
飲み会と言えば、良い料理、良いお酒をお供にさまざまな人とコミュニケーションを図る場として昔から利用されていますよね。
それがオンラインになっても目的は変わりません。
場所が自宅になったと言うだけで、コミュニケーションをとおしてお互いを語り尽くす時間をオンライン飲み会は提供します。
そこで重要なのが、視覚情報です。
前述でもありましたが、視覚情報はあなたが思っているよりも多くの情報を提供し、料理やお酒、あなたの顔でコミュニケーションを円滑に進められます。
こういった理由から、オンライン飲み会でもウェブカメラを用いた映像の提供は必須でしょう。
ウェブカメラをZOOMで使用するときに困ったこと
ウェブ会議などで困るのは音質と画質です。
いくら情報の7割が視覚だからと言っても、コミュニケーションの進行は言葉によって行われます。
画質も悪い場合は、よく見えないために相手を不快にさせてしまいます。
具体的にどのような問題がウェブカメラの選択ミスで起こるのでしょうか。
音質が悪い
ウェブ会議や飲み会では相手の声が聞きづらいと何度も聞き返さないといけないので辛いですよね。
そこで、重要なのはマイクの品質です。
マイクの品質が悪い場合は、音声が正しく伝わりにくい、ノイズが多い、声が遠くなるといった症状がでてきます。
音声が正しく伝わらない、声が遠い理由は、マイクの構造や内部処理が悪いために起こる現象です。
マイク自体の品質がそのまま反映されているので、あなたが対策をすることができません。
ノイズはあなたの声以外の音を多く拾っていることで多くなります。
マイクには性能に差がありますが、それはウェブカメラの価格に比例しないと言う難しい問題があります。
画質が悪い
せっかく、カメラが付いているのに画質が悪いのも考えものですね。
画質は主に解像度によって決まりますが、解像度が悪いウェブカメラを利用していると画像が粗く、ひどいものでは使用しない方が良かったと言うこともあるようです。
実は、もうひとつ解像度を悪くするものがあり、それは、広角のウェブカメラを利用する場合です
たとえば、画素数が同じウェブカメラでも広角になれば、撮影できる範囲が広くなります。
しかし、画素数は変わらないため面積当たりの画素数が下がり、これによって、解像度が悪くなります。
広角だと良いと考えている方も多いようですが、ウェブカメラの画角は使用するシチュエーションによって適したものを選びましょう。
見切れてしまう、広く映りすぎる
ひとりしか撮影しないのに、ムダに部屋を広く写してしまい、趣味がばれてしまった。
逆に、複数人で撮影するのに狭いので見切れてしまった。
そういう経験がある方は多いようです。
ウェブカメラを選ぶのであれば画角は意識しましょう。
ZOOMでオススメのウェブカメラとは
ZOOMでオススメなウェブカメラを見る前に使用するシチュエーションと必要な機能を考えてみましょう。
もし、ひとりでウェブ会議しかしないのであれば、画角は狭角(90°以下)でマイクの音質が良いものを選ぶと良いでしょう。
ふたり以上で撮影をするのであれば広角のウェブカメラがオススメです。
ZOOMでアクロバティックな映像を撮影し、それをオンライン上で確認してもらいたいという要望であればやはり広角のウェブカメラを推奨します。
では、具体的にどのような製品がそれぞれマッチしているか見てみましょう。
RAVOLTA ZOOM C1000
高いコストパフォーマンスを獲得したいのでしたら、RAVOLTA製のZOOM C1000がオススメです。
この製品はフルHDと高画質で撮影でき、マイクも別途用意する必要がないほど十分な品質があります。
画角も90°と一般的なものであり、ふたりくらいの撮影であれば十分な広さもありますし、当然、ひとりでも広すぎない画角となっています。
明るく写すレンズを採用していますので、室内の暗い環境でもあなたの顔をくっきりと明るく撮影できます。
迷ったらこれ、という一品です。
価格も6,800円(*)と抑えられていますので、コストパフォーマンスに優れたウェブカメラです。
ロジクール ウェブカメラ C920n
ロジクールのC920nはウェブカメラとして標準的な性能を持ち、フルHDの高画質で撮影できます。
ウェブ会議などでは人気の商品で、ひとりでの撮影では申し分ない性能があります。
ふたりの撮影も問題ないと言われていますが、画角は比較的狭いのであまりオススメしません。
マイクについては評判があまり良くなく、ヘッドセットで代用しているとの声もあります。
価格は10,800円(*)となっており、フルHDで高機能なウェブカメラの標準的な価格です。
BUFFALO BSW200MBK
広角の高画質ウェブカメラと言えばこの製品です。
画角が120°と広く、フルHDの画質でくっきりと被写体を写すことができます。
複数人のZOOMでのウェブ会議やアクロバティックな映像の撮影にはピッタリの製品です。
マイクについては標準的な性能ではありますが、大きな会議室などでは別途マイクを用意した方が良いでしょう。
価格は18,800円(*)となっており、広角なものとしては一般的な価格帯です。
まとめ
ZOOMで使用するウェブカメラはどれを選べば良いのかについて述べてきました。意外とシチュエーションによって選ぶべきウェブカメラが変わるのに驚きませんでしたか?あなたの使用用途にあわせて良いカメラを選びましょう。
*: 価格は2020/08/15執筆時点での情報となります。最新価格については製品販売サイトをご確認いただければ幸いです。