ウェブカメラは高画質で高音質のものがオススメ

音質が悪い、聞き取りづらい」ウェブ会議でそのように言われたことがありませんか?

せっかくウェブ会議を設定できても、声を正確に伝えられない場合は相手に不快な思いをさせるだけでなく、取引も流れることがあり得ます。

ここではウェブカメラの画質と音質について説明します。

ウェブカメラのマイクに高音質は必要

ウェブカメラには、マイクが標準的に付いていることが多いです。

その理由は、ウェブカメラの利用用途がウェブ会議、コンテンツ配信といった映像だけではなく、音声も必要とされているからですね。

では、ウェブカメラの画質と音質のオススメは何でしょうか?その結論は、フルHDの画像と相手に聞き取りやすい音声を届けられる音質が最適です。

その理由について見ていきましょう。

ウェブカメラにマイクは必要

あなたはウェブカメラをどのような用途で利用しますか?昨今では、リモートワークやネット会議の普及によってウェブカメラの利用が盛んです。

ひとつ想像して欲しいのですが、あなたは会議の場で声を発せずに進行できますか?

きっと、あなたも周りの方も手話の達人なら可能でしょうが、ほとんどそういうケースはないでしょう。

会議には必ずと言って良いほど音声が必要であり、その入力をするためのマイクは必要です。

ウェブカメラを使用するシチュエーションとしてはウェブ会議などが挙げられますが、マイク付きのものを利用すると持ち運びにも便利ですのでオススメです。

ウェブカメラに高音質なマイクが必要

ウェブカメラの音質は、高音質のものがオススメです。

しかし、ここで言う高音質はハイレゾナンス(一般的にハイレゾと呼ばれる)のような音源への入力ではなく、あなたの声を正しく相手に伝えられるものののことを指します。

ウェブカメラのマイクは良くも悪くもピンキリとなっており、同じような価格帯でもウェブカメラのマイクでは相手が聞き取りにくいこともあれば、問題が無いこともあります。

ウェブカメラだけを使用して音声を伝えたいと考えているあなたには、高音質のマイクを持つウェブカメラが最適と言えるでしょう。

ウェブカメラは高画質、高音質が良い!?

ウェブカメラは、カメラですのでカメラで撮影します。

ウェブ会議などで使用する際には、高画質のカメラがオススメです。

それは、ふたつの理由が挙げられます。

ひとつ目は、画質が悪いとあなたの顔がはっきりと見えないのでコミュニケーションの阻害になることがあります。

人は7割以上を視覚情報から得ており、とくに相手の顔のちょっとした表情から喜怒哀楽を感じ取ってコミュニケーションをしています。

商談などをウェブで行う場合は、あなたの顔の動きひとつで商売に繋がる事もあるので高画質なものを利用すると良いでしょう。

ふたつ目は、あなたの顔をよく見せることができるからです。

良いカメラはあなたの顔を最適な状態で映し出すことができます。

とくに、室内の暗い空間で撮影する場合にはあなたの暗い顔を明るくできますので、暗い人だと思われないためにも必要な機能となっています。

カメラの映像はあなた自身をより良く写すために良いものを選ぶと良いでしょう。

ただし、ひとつだけ付け加えることがあります。

それは画素数としてはフルHDで問題ないと言うことです。

フルHDの上は4Kがありますが、そこまでの画質を選択したとしても、ネットワーク上に転送されるデータ容量が大きくなるだけです。

また、これが理由でネットワーク回線の負荷が大きい場合、映像の遅延や切断というケースも発生します。

画質としてはフルHDで、それでいて、マイクは高音質のものを利用することがウェブカメラとして最適な選択となります。

高音質とはなにか

マイクの高音質とは何でしょうか。マイクのマニアはきっと技術的な所を多く述べるのでしょうが、ことウェブカメラに関しては高音質の定義はシンプルに、あなたの声を相手に正しく伝えられることと定義しても良いとします。

正しく音声を伝える

声が遠いです」や「周りが騒がしいです」と言われたことがありませんか?

実はこれ、マイクの性能で改善できます。

あなたがウェブカメラの近くにいるにも関わらず、声が遠いですと言われた場合にはマイクの感度が低いことを示しています。

マイクには入力感度というものがあり、感度が良ければ小さな音もマイクに入りますし、逆に感度が悪いとどんなに大きな声でも小さな声でしかマイクに入りません。

もし、今お使いのカメラで声が遠いと言われましたら、より感度が良いものを選ぶと良いでしょう。

カフェなどで会議をしていて周りが騒がしいと言われたら場所を変えると良いのでしょうが、毎回できるものではありません。

この対策として、マイクの指向性が高いものを利用すると良いでしょう。

指向性とは方向性のことで、たとえばレーザーは非常に指向性が高い光ですが、蛍光灯は全方向に光る指向性の低い光といった収束性を表す言葉となります。

指向性が高いマイクは正面にいるあなたの音声は入りますが、カメラに写らない人の音声はほとんど入らないといった感じで入力に制限を設けるものです。

これによって周りの声も入りづらいため、結果としてあなたの声をよりクリアに伝えることができます。

ノイズが入りにくい

ウェブ会議をするとき静寂な会議室を確保する事が困難なことは多いでしょう。

車両などの走行音によって音声がノイズだらけになることも多々あるはずです。

そのような環境で使用するときはノイズキャンセリング付きのウェブカメラを使用した方が良いでしょう。

ノイズキャンセリングはその名前の通り、ノイズをキャンセルする働きがあります。

注意しなければならないのは消せるノイズがあなたの声以外というわけではなく、人間の声以外の音域が対象となります。

したがって、カフェなど人の声が多くある場所ではノイズキャンセリングがあまり役に立ちません。

しかし、人の声を気にせず、車の走行音などが多くある様なカフェで利用する場合には適しているでしょう。

立体感のある音を伝える

ウェブカメラは何も会議だけで利用されるものではありません。

ふたり以上で漫才や解説などを行う配信もあるでしょう。

その場合、より臨場感を出すためにステレオ音源を利用することをオススメします。

ウェブカメラはほとんどの場合モノラル音源(入力が1カ所で、ステレオスピーカーでも左右から同じ音が出てくる)です。

ウェブカメラの一部にはステレオ音源もあり、そのカメラを使用すると、左右の音量が変わりますのでより臨場感の溢れる音声を伝えられます。

複数人の位置関係と音声が重要な意味をもつ場合はステレオ一択ですね。

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マイクが低音質だと困る例

マイクが低音質だと困る事があります。その実例をいくつか見てみましょう。

ウェブ会議で大切な話しができない

あなたはウェブ会議中に音声が途切れ途切れになることを経験したことがありませんか?

これはウェブ回線の容量が問題になることもありますが、マイクの品質が悪いことで生じることもあります。

とくに、感度が悪いマイクではあなたのちょっとした距離の変化や声量の変化でしっかりと音声を伝えることができずに途切れ途切れとなります。

また、騒音が大きい空間でのウェブ会議でも同じで、大きなトラックなどが通る度に声が消えてしまうこともあるでしょう。

こういった状態では、あなたは「相手に正しく自分の声が伝わるか心配」という思いながら会議をするため、集中力を欠くことになります。

せっかく用意された商談の席もこれでは流れてしまうかもしれません。

何度も聞き直させるのは失礼

よくあるのは、電話と同じで何度も聞き返されることです。

これはあなたの声が小さいのではなく、周りが騒がしかったり、マイクの感度が悪くちゃんと相手に伝えられていないことによるものです。

これでは相手にいらぬ集中力を使わせてしまい、疲弊させてしまうので失礼に当たります。

ウェブ配信をする場合は、声が通らず離脱が早くなる

ウェブカメラを配信で使用する場合でも声の質は重要です。

映像と並んで非常に大切な事です。

私も経験がありますが、どんなに映像が良くても声が小さかったり聞きづらいとすぐにその動画から離れてしまいます。

理由は簡単で、動画配信であれば映像と音声は合わせてひとつのコンテンツであるからです。

あなたは芸能人のコントを見るのに音質が悪く小さくて聞き取りづらかったら見るに堪えられないでしょう?

このため動画配信では音質に十分な配慮をする必要があります。

ウェブカメラで、妥協しない高画質で高音質のオススメは?

前述したとおり、ウェブカメラの高画質なものとしてオススメなのはフルHDの画質です。

これはウェブ会議などではフルHDの画質で十分ですし、ツールによっては4Kで撮影しても圧縮されることもあり得ます。

そして、ここでは高音質なマイクについても見ていきましょう。

RAVOLTA ZOOM C1000

ここでオススメしたいのはRAVOLTA製のZOOM C1000です。

マイクにノイズキャンセリングなどの機能は搭載していませんが、クリアな声が届けられると定評があり、これを使用してからヘッドセットを外したと言う方もいらっしゃいます。

ウェブ会議に必須のフルHD画質であり高画質なウェブカメラとしても運用することが可能です。

また、もうひとつの特徴として明るく写るレンズが挙げられます。

明るいレンズを採用することで、あなたの顔をよりクリアに明るく撮影できますので暗い部屋でもあなたを明るく写すことができます。

パソコンとの接続もUSBで接続するだけで使用できる仕様でセットアップが苦手な方にもオススメです。

価格もこの品質としては抑えられており、6,800円(*)とコスパに優れたオススメの製品です。

ASUS ROG Eye

ROG Eyeの特徴はビームフォーミング機能によってマイクの指向性を上げている点です。

これにより周りからのノイズが入り難いため、あなたの声をよりクリアに伝えることができます。

画質もフルHDの解像度があり、自動露光補正機能によってあなたの顔を暗い中でも撮影することが可能です。

とくに逆光となるような光の配置であってもあなたの顔はしっかりと写りますのでオススメです。

価格は9,980円(*)で、フルHDの高機能ウェブカメラとしては少しコストパフォーマンスが良い製品です。

ロジクール ウェブカメラ C920n

マイクに特質する点はありませんが、一般的には音質は問題が無いようです。

しかし、筆者の経験ではヘッドセットをした方が顧客との打ち合わせで聞き返される回数が減りましたので、ヘッドセットの利用をオススメします。

画質はフルHDと十分な品質があります。

撮影ではとくにオートフォーカスの精度が高いため、被写体が動くような撮影環境の場合ロジクールの利用をオススメします。

価格は7,480円(*)となっており、フルHDで高機能なウェブカメラの標準的な価格です。

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まとめ

今回は主にマイクの音質について述べました。前述のとおり、マイクの品質は意外と重要で相手にいらぬ労力を掛けさせる事があります。したがって、ウェブ会議で相手にも快適なものを提供するのであれば高画質で高音質なウェブカメラの利用をオススメします。

*: 価格は2020/08/15執筆時点での情報となります。最新価格については製品販売サイトをご確認いただければ幸いです。