ウェブカメラにマイクがあるのは当たり前じゃないの?今やほとんどのウェブカメラにはマイク機能がありますが、それはあなたが納得できる品質なのでしょうか?
ここではマイクの品質が高ければマイク付きが良くコスパが良いのでオススメです、と言う話を紹介します。
ウェブカメラにマイクは必要?
超高画質や超高音質といった特殊用途を除いて、ウェブカメラにはマイクが付属していた方が良いです。
ただし、そのマイクが相手に対してストレスのない品質であることが条件となります。
まず、ウェブカメラにマイクが必要な理由を見ていきましょう。
ウェブカメラのマイクはZOOM会議などではあった方が便利
音声を届けるときにはマイクが必要です。
ZOOMなどのウェブ会議においてはなくてはならないでしょう。とくに出先、会議室への移動が多いと言う方はマイクを別途用意するのは手間です。
そこでオススメなのがウェブカメラとマイクが一体になっているタイプで、荷物もスマートになるので良いですね。
マイクが必要な理由は?
マイク付きのウェブカメラはマイクを置くスペースがない方にもオススメです。
デスクがノートパソコンだけしか置けないという環境であれば一体型がもっとも良い選択でしょう。
スペースの問題を解決する方法として、ヘッドセットもマイクの候補として挙げられます。
しかし、荷物が増えること及びコスパが悪化することからオススメはできません。
無くても困らない人は?
すでにマイクを持っている人はマイク付きのウェブカメラを改めて購入する必要はありません。
また、用途としてマイクが要らないのであればやはりマイク付きは不要です。
ウェブカメラが高画質だからこそマイクも良いものを
高画質なウェブカメラとはどういうものを指すのか、それに適したマイクとはどういうものでしょうか。
ここではそのような疑問にお答えします。
ウェブカメラの画質は高画質な方が良い?
ウェブカメラを利用して会議などをする場合はフルHD以上の品質があると良いでしょう。
その理由としてふたつあり、ひとつは相手を不快にさせないこと、もうひとつが相手に情報を多く提供できることです。
高画質だと被写体がはっきりと見えるようになる
もし、あなたがテレビを見ていて画面がちらついたり、ぼけていたりした場合イライラすることがありませんか?
ウェブ会議なども同じで、相手の顔がはっきり見えないと同じ感情が芽生えてきます。
画質が良いことによるもうひとつのメリットは、相手に顔の表情をとおして多くの情報を提供できることです。
顔色を伺うという言葉はあまり良い言葉ではないですが、相手が今何を思っているのかを暗にわかるようになればコミュニケーションをスムーズにできます。
また、手持ちの画面共有できない文書なども詳細に映し出せますので何かと便利に使えるでしょう。
高画質すぎると回線を圧迫することになる
ウェブカメラが高画質だと大きなメリットを得られるでしょう。
しかし、むやみに画素数を増やす高画質化はやめた方が良いです。
理由はインターネットの回線容量の圧迫です
インターネットの回線容量は契約内容や立地などにより大きく左右されます。
もし、あなたが4K相当の高画質で映像を配信しても、受信側の容量が足りなければ映像をまともに受信できず遅延を生じます。
最悪、回線切断されてウェブ会議もできないでしょう。
これを回避するためにも高画質かつ回線の負荷もほどほどのクラスであるフルHD相当の画質をオススメします。
ウェブカメラのマイクで困ること
ウェブカメラのマイクは低品質だと相手に不快感を与えてしまいます。
マイクの特性を見ながらどういうものが良いか考えてみましょう。
ついているだけではダメ、音質が悪いとかえって悪さが際立つ
「ざ、ざざー、ぼそぼそ」何を言っているのだろうか?これはウェブ会議でよくある光景です。
マイクの音質が悪いため、この現象が起こります。
マイクは音質が良いものを選ぶことをオススメします。
感度が悪いと声が遠い
マイクの感度は音質に影響があります。
感度はボリューム(声の大きさ)とは違い、小さい音がちゃんと相手に届くかどうかのパラメータです。
ウェブカメラは数十cm離して使用することが多く、感度が低いとあなたの声がちゃんと相手に届かず何度も聞き直される事があります。
ウェブカメラのマイクの選び方
ウェブカメラのマイクにはいろいろな機能が付いているものがあります。
ここでは有名な機能について紹介します。
良いマイクとは何か
良いマイクはズバリ、あなたの声をちゃんと届けられるマイクです。
ウェブカメラだけでなく、普段使っているスマートフォンでの通話も相手の声が聞き取りづらい経験をしていませんか?
これは数値で表現できるものではありませんので口コミなどを参考にしてもらうと良いでしょう。
ノイズキャンセリングで周りのノイズをカット
ウェブ会議ではノイズキャンセリング機能があると良いでしょう。
ノイズキャンセリングとは、ノイズ(あなたの声以外の音)をキャンセル(打ち消す)機能のことです。
これが搭載されたウェブカメラはあなたの声以外を小さくできますので、よりクリアなあなたの声を相手に届けることができます。
人間の声をよりクリアに伝える
マイクは人間の耳と違い、指向性(音声を入力できる方向)があります。
たとえば、ウェブカメラの反対側のすぐそばで話をしても音声をあまり拾ってもらえません。
それはウェブカメラが正面からの音声入力に特化しているからです。
指向性の高いマイクはノイズキャンセリングと異なり、周りの音を拾わないことであなたの声を相手へ正確に届けることができます。
ステレオ入力対応で臨場感を出す
ウェブカメラ標準のマイクはほとんどの場合モノラル入力です。
なので相手がステレオ音源で音声を聞いていても左右の耳から同じ声が聞こえます。
ウェブカメラの中にはステレオ入力のマイクがあり、それを使うことで臨場感溢れる音声入力ができます。
これが生きるのはふたりで同時に撮影するときです。
音声の強弱が左右で出てきますので、よりその場で会話している感覚に近いものとなるでしょう。
オススメのウェブカメラ
ウェブカメラにはマイクが付属しているものがオススメです。
この理由は、フルHD画質のウェブカメラを選定すると価格もそれなりにしますが、加えてマイクやヘッドセットを購入するとコスパが悪くなるからです。
では、どんなウェブカメラが良いか見てみましょう。
RAVOLTA ZOOM C1000
RAVOLTA製のZOOM C1000のマイクはヘッドセットなしでクリアな音声を届けられると定評があります。
コンパクトなので持ち運びにも不自由せず、会議室、出先でのウェブ会議を行うことが多い方には重宝します。
フルHD画質で、明るいレンズを採用しておりあなたの顔を明るく映し出します。
顔の明るさは重要で、もし暗く映っていると相手の印象を悪くしてしまいかねません。
価格もこの品質としては抑えられており、6,800円(*)とコスパに優れたオススメの製品です。
ASUS ROG Eye
ASUS製 ROG Eyeのマイクはビームフォーミング機能で指向性の高さが特徴です。
たとえば、カフェなどで利用する場合、周りにいる人たちの声が入りにくいのであなたの声にフォーカスした音声を届けることができます。
画質はフルHDで、顔を明るく見せる自動露出機能を搭載しています。
明るい部屋でも露出オーバー補正があるため逆光などでもあなたの顔がちゃんと写されます。
キーボードを入力することが多い人もキーボードのカチャカチャ音が入りにくいのでオススメです。
価格は16,699円(*)とこのクラスの製品としては高めの設定です。
ロジクール ウェブカメラ C920n
ロジクール製C920のマイクの品質はあまり気にしなければ十分ですが、音声がクリアとは言いづらいためヘッドセットをされる方もいらっしゃいます。
画質はフルHDとなっており、必要十分な画像を撮影できます。
視野角は広く、2人での撮影もできることで有名なウェブカメラです。
価格は10,800円(*)とRAVOLTA製のZOOM C1000より高めの設定です。
まとめ
今回はウェブカメラに付属しているマイクを主に見ていきました。高画質のウェブカメラは高額になりがちですが、マイクも合わせて良いものが付いているとは限りません。画質に重きを置くか、マイクと画質の両方を取るかは予算と照らし合わせて考えると良いでしょう。
*: 価格は2020/08/01執筆時点での情報となります。最新価格については製品販売サイトをご確認いただければ幸いです。